2011年7月アーカイブ

以前横浜のBank ART Studioにて開催された展覧会で、照明の手伝いをしました。

会場の「バンカート スタジオ」は、馬車道駅近くにある日本郵船歴史博物館の旧倉庫で、

アートやファッション、芸能など芸術文化の発表、発信場所となっています。

BankART

芸術系大学の展覧会でしたが、

作品展示場所の中心にパフォーマンス用のステージを設けた空間に対して、

大学で持っている照明機材だけを使ったライティングでした。

光源のほとんどは、100W程度の白熱のレフランプやビームランプで、

器具はライティングレール用のスポットライトしかありません。

そこそこ空間は広く天井もかなり高く、電気容量や電源回路の制限もありましたので、

それらの器具を使って"舞台照明"をやるには、かなり非力な状況でした。

またそのセッティング時間もかなり限定されていました。

BankART

しかしそのような条件であればこそ、照明デザイナーとしての腕のみせどころです。

どこをどのように照らすのがよいのか、どのように見せるのか、などなど

明るさ、配光、配置、照射方法などを いろいろと考え合わせながら

その場で指示を出していきます。

こちらからの指示で学生のボランティアスタッフの皆さんがてきぱきと作業していきます。

この手作り感覚たっぷりの現場作業は、展示会やイベントならではの面白さです。

一緒にいる助手の方やほかの先生方なども、だんだんと出来上がっていく

この"照明パフォーマンス"を楽しんでいるようでした。

BankART

そうして完成したこの舞台も照明も、残念ひと晩かぎりのスペシャルなのでした。

 [ コヤマケンタロウ ]