2011年9月アーカイブ

2011年9月9日、東京では7月から実施されていたいわゆる「電力使用制限令」が、

この日を持って終了となりました。

夏場の平日昼間の電力需要ピークを抑えるというのが目的で、

主には規模の大きいオフィスや工場、商業施設などにおいて「節電」のための

いろいろな努力がなされました。

3月の東日大震災直後の計画停電から「節電」という言葉が増えました。

少し前の省エネ低炭素といった、総合的であいまいなエネルギー抑制の標語ではなく

よけいな電気使うなよっ!」 と単純明快な言葉です。

そして"でんき"と呼ばれる照明も余計なものとして消されてきてしまいました。

日本橋

「まずは消灯、多少の不便不安はあろうともこの国難においてはやむなし」

というような感じ。まあその暗さにもすっかりと慣れてしまって、

今までが明るすぎた、ムダなものだったというようにもなりました。

照明デザイナーとしてもこの節電にはいろいろと考えさせられています。 

銀座

  今年9月初旬平日午後8時過ぎの銀座

照明の消され方については、かなり強引になされているような場所が多くみられました。

こういう時に、本当に必要な照明の在り方や、心地よい空間であるべきところでの照明とは

どうあるべきか、照明デザイナーはもっと発信していかなければいけないと思いました。

そして一度消されていた(不要不急の)照明が、またすこしづつ点灯しはじめていくときに、

次はどういうところを点けていくのがよりよい照明環境になるのか、

このまま消しておくべきところはどこなのかを示していくことも必要だと考えます。

日本橋                  

  上は昨年新設された直後の街路灯

 [ コヤマケンタロウ ]